己を知る

目の前で具体的に起きていること、実際に存在しているものなどは、

目に見えるので理解しやすい。

だけど、「思い」は目に見えない。

雰囲気は感じても、実際に思いが目の前で形になっていない時は、

自分の中の「思い」であっても、気がつきにくいときがあります。


フラワーセラピをして、クライアントさんのお話を伺っていると、

それは珍しいことではなく、むしろそういうケースのほうが多いと感じました。


自分の感じてることがわからないと、

当然、悩みやストレスの原因も見つけることができません。

だから、自分が何を感じ、何を思っているか知るのは、

とても大事だと思います。


わざとじゃないんだけど、

自分で悩んでいると思っていることは、他の悩みを表していたり、

他の悩みから気持ちをそらすためのフェイクだったり。


結局、セッションの最後の最後に一番核心にあることを

長々ああでもないこうでもないとお話しした後の

セッションの最後の五分とか、帰り支度をしながらとかに、

「そういえば」みたいに、お話してくれることがよくあります。

「それ、一番大事なところー」「最後に話すのかーい」と突っ込みたくなります。笑

とはいえ、長い時間、回り道をしながら、最終的に核心にたどり着けて

嬉しいのですが、人間っておもしろいです。


自分でも気がつかないけれど、話しているうちに

気持ちが整理されて奥の大事な部分が見えてくる場合。

あるいは、怖いから、周りから少しずつ話してくださって、

くるくるしながら最後に真ん中にたどり着く場合。

いろいろですが、そうやって自分を理解していくようです。


問題の核心が見えれば、悩みは解消します。

対処する方向が見えるからです。


何十年も前に私が、大学に入学した時の学部の新人合宿で、

その学部の偉い(偉そうな)教授が生徒たちに

「大学に入って何がしたいですか?」

という質問をしました。

そのとき、私は、「自分のことを知りたい」と答えました。

他の学生もいろいろ自分の人生を模索している中、

一生懸命に答えていました。皆、自分が何をするかという答えが主流でした。

その偉い先生は、

「とてもがっかりしました。自分のことではなく、

むしろ、他人のこと、社会のことを考える生徒が欲しかった」

というような感想を述べました。

おっしゃる意味は、わかるけれど、何かその言葉に浅はかさを感じました。


まだ18才だったので、そっか、私も自己中かな

と自分を探求する気持ちに水をかけられた気がして、

個人的に言われたわけではないのに、傷ついたのを覚えています。


でも、いま、18歳のあの子にいいたい

「それでいいんだよ。自分のことも分からない人が

人のためになんかなれないよね」って。


まずは、自分の中の平和を見つけることが大事じゃないかな。

一人ずつが平和な気持ちなら、世界は平和になるんだから。


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