癒しって、傷はなくならないと受け入れることじゃないかな
以前ベルギーにいき、のんびり綺麗な絵画や景色をみてリフレッシュした時に、
心にあるドロドロと黒光りした思いが出てきたり、閃いたりして、デトックスできました。
綺麗な景色の中に立って、穏やかなお顔した人が
明るく美しいことを考えてるとは限らないのですね。笑
綺麗な景色をうっとり見ながら、何を思ったかというと…
色々なアーティストや作品、その背景を思い出しながら、
親のモラハラ、親の自殺、虐待も、形は違えど、傷の質は同じだということ。
その傷は、時間と共になんて無くならないと認めるのが癒しで、
癒しとは傷が無くなることじゃないこと。
傷のある自分、傷自体を愛しく思うことで、傷も自分も美しい芸術に変わり輝くこと。
傷は自分のデザインだなあと。
そして、そんな姿が、自分を、さらには同じ傷を負う人を救うんだなあ、
ということが閃き、納得し、スッキリしました。
汽車の車窓から、広大で柔らかな大草原を眺め、穏やかな顔で、
中身はドロドロっとした物思いにふけり、スッキリする。
このコントラストに自分でも笑えます(笑)
癒し、デトックスとは、ドロドロっとしたものを堂々と出してみることだと思うと、
なんだか気楽になりませんか?
私達の傷も、自分自身も、心に抱える黒い塊も、全て誇りに感じて、
光も影もある美しい存在になりたいものです。
『私』という一つの作品に。
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